2000年12月


12月28日(木)貯える

 プレステ貯金として、満期一括受取型定期貯金をはじめた。2002年の1月には本体とソフト一本分の購入資金がオレのへそくり通帳に振り込まれる(はず)。ドラクエでも買うかねぇ。貯金ってのは強制的に引き落としてもらわないとできんと知った。
 職場大そうじ。職場で出来て、なぜ家では出来ないのかが謎。


12月24日(日)大そうじその2

 前日に引き続き。サバそうじのときだけ召喚される。サバと二人、さむいね、おなかすいたね、とふるえていた。開け放たれた寒空だ。お昼は全粒粉スパゲティのペペロンチーノという、見た目ほとんど焼きそばの食物を取る。乾燥バジルをふりかけたのが致命的でした。青のり・・・。それからそれからクリスマスー。4時きっかりに菓欒ケーキ5号を取りにいって、夕食後、ロウソク立てて部屋を暗くする。ふーっと息を吹きかけて、ロウソクの消える匂いが好きだと相棒が言う。僕が4分の3を食べた。相棒も4分の1を制覇し、まったくよく食べるようになったものだ。


12月23日(土)大そうじその1

 といっても僕は不参加で相棒がひとり奮闘している。冷蔵庫や洗濯機を動かすときと、休憩のおやつにだけ召喚される。ファイファン9をはじめるも、オープニングからして音楽が流れない。ゲームが始まってもたまにブーンとか鳴るだけ。どうもプレステが危ういようだ。前にベイグラント・ストーリーをやったときは、シャキーン、シャキーンとかいって敵に斬り付けるときにしか音が出なくて、ストイックなゲームだなぁと思っていたのであるが、どうもすでにしてプレステがいかれていたらしいな。テレビ自体にはたぶん問題がないので、プレステが限界なのであろう。5年にもなるしなぁ。確か、最初の値下げ発表の直前に、定価で買った。現在のプレステツーと同じ価格だ。プレステツー欲しいなぁ。5千円ぐらいにまからんかねぇ。DVD見られんでもいいしさぁ。黒くなくてもいいしさぁ。ソニーってちょっとのところ、意匠センスに疑問を覚えるよ。デジカメとか。うぅ。4万か。財形こっそり解約するかねぇ。


12月22日(金)有休サイクリング

 年賀状を書く。記念押印に間にあわなんだ。一昨年までは全く書かなかったことを考えると、今年はよくがんばったと思う。
 郵便局でお金をおろそうと柊野のわかれまで出て、完全なる思いつきで北へ向かう。酔狂というかアホというかいいお天気であった。幅の狭くなった鴨川を渡り、「↑雲ケ畑→鞍馬・貴船」てとこまで来て不安覚え右に折れ、市原の辺りを巡って帰ってきた。ものの一時間ほどなのだがおそろしいほど遠出した気分になったものだ。
 年内に何とかしようと思ってウオーターメロンを作り直しているのだが、絶対できねーと思っていたことがいとも造作なくできることが判明して大衝撃を受けている。リアルベーシックだからできないんです〜、というメールを三通は出したよ。ご要望をいただいたみなさま、それからリアルベーシックさま、本当に申し訳ございませんでした。具体的には、「テキストフィールドの色を変える」ってことなんだけど、できるもできないもテキストフィールドには「BackColor」っていうプロパティがあったよ。節穴であるといえましょう。


12月20日(水)フォント

 ウインドーズでは全く見え方の違うことが判明して大衝撃を受けている。当たり前なんだろうけど、Osaka ってないんだよねえ。まぁこのサイトに来てくれる人は九分九厘マックでしょう、とはいえ、マックの人でもデフォルトが Osaka って決まってるわけじゃないし、第一まりも嬢はウインドーズだ。ところでみなさんはどのフォントが好きですか。私のお気に入りは Osaka Narrow です。ちょっと鈍臭いような感じが素敵。


12月17日(日)冬

 日曜日にはカプチーノ。おそろしいほどぜいたくだ。唇に泡を、休みの朝を。昼は珍しげに昨日購入した全粒粉スパゲティを試したがあまりおいしくなかった。もそもそして和そばみたいであった。早い目の入浴をすませて、夕食にはかぶらをいただいて、冬であるなぁ。京都にはしっかりと寒い冬があって、それを素晴らしいと僕は思うのです。


12月16日(土)嫉妬

 今年最後のお買い物で四条河原町方面へ。いよいよ必要となってきたフロッピドライブを買う。タンジェリンのがどこも売り切れ、メーカー在庫もなしと言われ、グラファイトで妥協するかどうか悩みつつ入ったウイン機の店でキャンディーカラーのドライブを発見、迷わずして購入したのでした。妥協せんでよかった。相棒は45rpm で懸案の財布を。よすぎる・・・、ていうかかなりやばいよ。オレは明るい茶色に赤のステッチのがいいと思ったが、相棒は焦げ茶色に青ステッチを買っていた。HP上の写真には入ってないが、外側には人がいるのだ、お店にてぜひともに確認して欲しい。むー、くやしいなぁ、オレも欲しいよ。お誕生日に買ってもらおうかなぁ。


12月15日(金)年忘れ

 職場忘年会。前の所属長さんにふぐをごちそうになる。あらかじめフグかカニかで投票があって、カニは僕一人だけだった。のでふぐ。ふぐははじめてで、お造りやら焼き物やらお鍋やらのふぐ尽くしも、正直言って、そんなにおいしいとは思えなかった。カニを食べたかったわけではないが、カニの方がよかった。タラなんかも悪くないなぁ。ヒレ(?)の浮いた日本酒も、下戸の僕にはマタタビ猫同然でありました。まぁビール以外ならな。


12月11日(月)空色

 仕事帰りに自転車屋へ寄る。日曜に近所では見つけられなかったので、ゆっくり探そうと思っていたのだが、わりとあっさり見つかった。ほぼひとめぼれ、外見重視も試乗ではいい具合であったので即決しました。明日の帰り取りに行くのだ。唯一の難点はカゴがついてないことでしょう。ライトの位置の加減で、つけるともっさくなりそうなので、つけないことにした。予算額オーバーにつき超過分は私持ち出し、賞与こづかいも出たっちうことで。


12月9日(土)自転車を捨てる

 朝にパンを一枚抜いて、早めのお昼、自転車に乗って出かける。さよならサイクリングでした。あてなく鴨川を南下して出雲路のあたりで小腹が空く。一年半前まで住んでいた。お気に入りのサンドイッチ屋(なくなってなくてよかった)でサンドイッチとワッフルを買って、鴨川へと戻る。フリスビーもサッカーも今日はいない。十月下旬から十一月上旬並の陽気(推定)で、昼寝したい欲望に捕らわれるもそうゆっくりしていられないのが実情、さて引き返すかというときに川向こうの自転車屋を思い出し、そこに自転車を置いていくことにした。引き取っていただけますか、と問うと、故郷にかえらはるんか、と問い返されたので、そうです、とウソをついた。ほんまは800円かかるんやけどな、と、もしかしてただで取ってくれるのかと思ったら、600円でええわ。それでお願いします。何年乗ったか忘れたが、使える部品はサドルぐらいであろう。そのサドルも盗まれたときにこの自転車屋でもらったものだ。鍵に付けていたキーホルダーは昔つきあっていた女の子の友だちがくれたもので、昔つきあっていた女の子やその友だちに未練などないが事実の断片だけを想起した。
 帰りはバスに乗ることになる。のだが、最寄りのバス停にて時刻表を見ると30分に一本しかない。京都市街地のやや北部、なのにそういう町だった。北大路まで歩く。住んでいたアパートの部屋には僕が取り付けた郵便受けがまだ残っていて、そこに届けられたり届けられなかったりした手紙を思い出そうとしてみたがうまくいかなかった。扉の前には黄色い自転車が止まっていた。向いのパン屋兼雑貨屋兼煙草屋は足の悪いおばあがひとりで店番をしていて、食パンや牛乳を買ったものであったが、おばあの具合が良くない日も多くなり、僕の引越す直前など、開いた日の方が珍しかった。ビニールのひさしの色が変わっていて、また商売始めたのかなぁと思ったら、不動産の事務所になっているようだった。煙草屋の名前は確か・・・。今はもう存在しないものに、名前などあるのだろうか。二年足らずのことなのに、遠くなってしまった。卒業してアルバイトの生活をして暇だけはいくらでもあった。そんな匂いも忘れてしまった。自転車で30分の距離なのにね。
 僕はそのうち京都を離れるのだろうけど、今日のことも四年前も七年前も、常盤も花園も衣笠も、大徳寺も高野川も吉田山も、みんな一緒くたにしてわけわかんなくなって、ろくに思い出しもせずに懐かしいなぁなんて、遠い目をするときが来るのだろうか。
 明日は新車購入です。


12月3日(日)何を言ったって無駄さ

 散髪にいきヘアーをカットーしてもらう。男前。菓欒にてクリスマスーのケーキを予約。チョコのやつと迷って協議の結果プレーンな生クリームのやつにした。クリスマスーだし白っちうことで。シブーストとショートケーキを買って帰りおやつにいただく。おいしい、幸せ、焦げ具合絶妙、ケーキ屋さんになりたいと思う。東野圭吾の『秘密』を読んで洟をたらしながら泣いた。『異邦の騎士』のときもそうであったが、この次の場面で絶対泣く、という予感のもとに泣いた。作者の意図に忠実過ぎである。


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