西瓜糖日記(2000年8月)


8月30日(水)現在はおこづかいが足りなくて買えません。

 マックピープルとマックファンが届いた。ウオーターメロンを紹介していただいたのです。両誌ともかつて購読していたので感激もひとしお。紹介記事を見てここに来てくれてはる人もいるのだなぁと思うと、何だか妙な気分ではあります。雑誌とインターネットというのが、つながりにくいというか、雑誌はすごく遠くて、インターネットは身近な感じ。


8月26日(土)BBQ

 バーベキュー・イン・岩倉。暑い。暑すぎる。灼けすぎる。社会人になってからというものの「若いねんから」と言われることが多く、僕としても期待に応えてゆきたいので、モノを食べる場においては、食べ過ぎるぐらい食べてしまう。欠食児童のように食べてしまう。痩せの大食いとは言ったもの。入ってしまうのでおそろしい。ほとんど吸収せずに出してしまうのであろう。嫌いではないが、肉なんてそんなたくさん食うたらあかん。夜眠れなくなる。代謝が良すぎて、暑苦しいのです。発熱してしまうのです。魚だとそうでもないのに肉は覿面だ。
 食べても肥らない人は、身体がそういうふうにできているのだと思う。飢饉とか起きたら、きっと最初にくたばる。あとにはホネしか残りません。食べなくても肥る人も、身体がそういうふうにできているのだと思う。


8月23日(水)フライングマンここに眠る。

 マザー3開発中止・・・。ニンロク買って待ってたのになぁ。ドラクエよりもファイファンよりもゼルダよりも、僕はマザーの続編を待っていたのです。マザースリーを待っていたのです。ショックだなぁ。こづかいためて、アイスも我慢してたのに。もうゲームなんてやらんよ。イトイさんもミヤモトさんもみんなだいきらいだ。


8月19日(土)留守番

 昼間っからのんきに風呂なんか入っておりました。そしたら夕立があったらしいんですね。ぜんぜん気がつきませんでした。窓あけっぱなしでね。畳ぐっしょりでね。帰宅した同居人に激しく折檻されましたよ、えぇ。


8月16日(水)盆

 冷静に考えると(考えなくても)本日は五山の送り火でありましたがすっかり忘れていた。見なかった。うちからは舟形がバチリ見えるのでありますが。以前住んでいた出雲路橋は五つの送り火がすべて見える京都随一の場所だったらしいが、一度も見たことない。8月の16日は毎年必ずアルバイトがあった。
 夏だろうが冬だろうが京都にいらっさる観光客は多い。けど夏も冬も京都はおそろしく過ごしにくいので、それで京都が嫌いになる人もいるのではないかと、京都市民として心配になります。
 本日も暑い一日でありました。厳しすぎる残暑。


8月11日(金)テーブル

 テーブルという概念を取得した。こんな便利なものがあったなんて!HTML辞典を(書店にて立ち)読んでいて見つけたのであります。長らく地べたでこたつに座卓、マックはカラーボックス寝かせた上、というような生活をしていたので、テーブルとかソファとかリビングとか言うような単語にはコンプレクスのようなものを抱いていたのでありましょう。これまでにも(書店にて立ち)読んでいたにもかかわらず、目に入っておりませんでした。そういえばーと、たまりにたまっているメルマガジンをチェックしてみると、あるじゃないですかテーブルの説明。さっそく利用なのであります。でも、んんーなかなかうまくいかん。むずい。ページミルでやってくれんかのう、と思ってたら、やってくれるじゃないですか。やたらメニュがたくさんあって、誰が使うのか知らん、と、ぜんぜん試しもしてなかったらへんに。いやーやっぱマニュアルは読まんならんね。適当にぽぺぽぺやってるだけじゃいかんね。とかいって今回も読まずに適当にポペポペやって済ませた。何とかなるのがマックであるなぁと思う。iMac とか説明書、うすっちいのが一冊ついとっただけやしね。相棒はマニュアル読むのが趣味みたいな人なので、つまらん、と言っていた。ちなみに相棒の使っているノートパソコンは何かウインドーズで健さんがコマーシャルしてるやつだが、マニュアルすげえいっぱいついてて誰が読むんですか、って感じ。相棒みたいに洗濯機とかファクシミリとかの説明書を喜々として読むようなちょっと変態的な人が読むんでしょう。初心者とかトラブルにあった人とかは読まんと思う。オレはひとにきくのが嫌なので読むけど読まんですむなら絶対読まん。


8月10日(木)暑さにまかせ

 一人で街へ出た。カジちんのあたらしいCDが出ていたので買う。店員さんがポスターをくれるという。心底いらぬと思ったが、「いらぬ」というのも大人げないように思われたので大人しくもらっておいた。どうしろというのか。本屋さんで麻耶雄嵩の新しいのを見つけて買う。図書館で借りてる折原一が終わったら読もうと思う。
 その折原一が拾い物でありました。『冤罪者』という本で。事実って一体何なんだろうと考えされられるよ。犯罪には加害者と被害者があって、加害者が実は加害者ではない、ってとこに冤罪の複雑さがあるのだろう。誰が決めるのか。
 で、カジちんと一緒にサニーデイのニュシングルも買ったのでありますが、正直もうよくわからないよ。やっぱりダメなのか。若さの欠如なのか。喪失なのか。ラフェールをラフォーレと誤記していたので、こっそり修正。なんか連れ込みホテルみたいだ。


8月9日(水)アロハにムームーで

 明日から有休二日の四連休。も予定など皆無です。お買い物に行くぐらい。残暑お見舞いを書いてポストに投函なのであります。あいかわらず、厳しい。


8月4日(金)エンド・オブ・ユース

 録音したNHKラジオフランス語講座を聴いているとラ・フェール・ルイ・トリオがかかったので、なつかしいぃと思ってCD棚をさぐるも、一枚も見つからなかった。こづかいに困ったどこかのアホが売り飛ばしてしまっていたのだ。なんちゅうことをするのだオレは。売った、と思われる中古屋に走るも当然見つからず、ああこうやって人は若さを捨て去っていくのだと呆然佇むのでした。ってべつにそれほど思い入れがあったわけではないのだが、まぁさびしいわな。それはそうと、ラジオ講座のテキストに、「ルイ事件トリオ」って書いてあってなるほどと思った。確かに奇妙だ。フランス語ってだけで意味を把握するのを放棄してしまいがちだが、こういうおもしろい発見があるときもあるのでこれからは把握していきたいと思った。Wa ba da ba da ba...


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