辞められる側

2004年11月18日

新人研修で同期だった大塚君から手紙がきて、おぉ珍しいね何かしらねと思って開いたら「退職願を出しました」。

僕はどちらかというと辞める側の人間で、さよならさよならと手を振って去るのが得意だと思っていたのだが、現在の仕事に就いてからというものの圧倒的に辞められることの方が多くなり、圧倒的に辞める側の方が大変なのはわかるのだが、なんだよこの辞める側の優越感は。辞められる側の無力感は。あぁしごとめんどいなぁあさおきるのねみぃなぁ、とは違う種類の羨望だ。沈み行く船と運命を供する焦燥でもない。辞められないという失意、なのかな?

五年である。五年も続いたら簡単には辞めないだろう。当初僕が辞めなかったのは扶養家族ができたからではなく(妻は僕が扶養などしなくても生活するだろう、逆に僕はもはや妻に扶養されなければ難しいだろう)、御前扶養家族ができたのだから簡単に辞めるなという何らかの形や言をもたない圧力を感じたからだ。実利的な理由ではないのだ。現在の「休みの多い蟹工船」は、十分辞めるに値する。値するが辞めないのは、単に辞める快楽と辞めない安楽を天秤にかけた結果に過ぎない。

優越だ無力だ言ってるのは僕の勝手でありこんなことを大塚君が聞いたら満足するか怒るかのどちらかだと思うが、あぁ実際のところなんで辞めるんだろうね大塚君。

本当は寂しいから辞めるなといいたいのだが(そんなことを言われて辞めないくらいなら端から手紙など寄越さないだろう)僕は寂しくなるねぇまた連絡くれよなどと返信するのである。姑息だ。こういう姑息なことばかりしているから、だんだん人が、いなくなる。みんな辞めてしまうのだ。

コメント / トラックバック 3 件

  1. Ribon より:

    私もヨシコに辞められるのです。
    辞める専用ザクだった私が、たった2年半で、辞められっぱなし。

    マラソン大会、一緒に走ろうね、やだ、ワタシ、絶対ビリだしぃ…、とか言ってて、残り2キロでスパートかけ、5位入賞するタイプのヨシコ。
    置いてかれつつ10位に入る中途半端なワタシ。
    ランチタイムは、辞めたモン勝ち攻防戦が繰り広げられたのだが、案の定の結末でした。

    分かる分かる分かるわぁ~、だってワタシも辞めたいもの。知ってたでしょ? ヨシコ?
    いっぺんに辞めれないから残されたモン負け。
    …ワタシより若く十分やり直しも利くヨシコ、
    幸せになれよ。

    今度、りぼんさんの男友達紹介して下さいよ~ …クズでなければ…、と言い放ったヨシコ。
    えっ!? アンタ、他人になるのに?
    ワタシと違って、カレシいんのに? しかも、リッチでアダルトな…
    姑息さでも、カノジョのが上手でした…orz

    ところで、トラバッてヨカデスか?

  2. ハリン より:

    強い不満はなくても、
    常に辞めたいですね。
    何でしょうねこのやめたい願望は。
    > 辞めたモン勝ち攻防戦
    敗者(残るもの)にとっては激しい消耗戦ですね。
    お疲れさまです。

    トラックバック絶賛受付中です。
    むしろ激しく希望します。
    どしどしトラックバってください。

  3. Ribon より:

    通りすがりにご丁寧なレス、アリガトウゴザイマス。

    遅ればせながら、トラ貼らせて頂きました。
    今頃で大変申し訳ございませんでした。

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