必修単位を履修させない

全国各地の高校が組織的に行っていた「必修単位を履修させない」問題が次々と発覚しています。10数年前の己を思い返すに、受験生たちの心情については察するにあまりありますが、犯行主体である学校に対しては憤りを禁じえません。

問題のあった学校はこれまで、「他校に比べて教養という面において劣る生徒」を意図的に(悪意をもって、といっても過言ではない)産み出し続けていたわけでしょう。生涯劣等感に苛まれる卒業生だっているかも知れません。劣等感にまでは至らなくても、なーんか自分が他人に比べてものを知らないと思ったら高校の所為か!と怒りを覚える現役大学生も少なくないでしょう。希望する卒業生に対しては、不足する単位を取得させる、卒業資格を取り消すなどの措置を行うとともに、傷を負ってしまった人たちの心のケアまで責任を持って対応すべきだと思います。現代社会、世界史、地理、日本史、倫理政経と大量に履修したにもかかわらず、「勝ってもマケドニア」(世界史?)ぐらいしか憶えてない私が言っても説得力皆無ですが。

不幸にして問題のあった学校に通う受験生たちは、これにめげずにがんばってほしいものです。歴史とか地理とか何の役に立つねんと思うかも知れませんが、社会に出てから悪い大人に騙されないためにも、社会科的な科目について勉強するという経験は必要だと私は考えます。「大学受験に必要のないことなどをやるつもりは一切ない。金輪際ない」というのもひとつの生き様でしょうし、そういう人は全力で社会科授業をばっくれた上で、必修単位を獲得する方法を探すのもひとつの手法だとは思います。ただ、やはり、無知というのは悲しいです。無知な私が言うのだから間違いありません。いまの日本で演じられる悲喜劇のほとんどは、無知がモチーフになっているような気がします。

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コメント

  1. 正直、生徒も薄々気づいて学習しているかと…。
    その後の大学受験を控えてるわけで、
    生徒からすりゃ、

    (´ ∀`)「受験科目だけなんてラッキー」

    ぐらいにしか思ってないのではないかと。
    (私が生徒なら確実にそう思う)

    学校も生徒獲得の為の手段で難しいんでしょうね。
    そんな公立高校に少し同情的な私です。
    (間違った同情ではありますが)

  2. 薄々、じゃなくてちゃんと分かってると思いますよ。

    asahi.comで関連ニュースを読んだ限りは、
    本エントリのような視点がまったくなさそうだったので投稿しました。
    文科相も「ちゃんと履修した受験生が不公平に思うから、
    この問題は看過できない」
    みたいな発言しておられて、
    逆なんじゃないの?と思った次第です。
    高校の授業なんて何の役にも立たねぇ、
    って教育界では当然の見解なのでしょうか。

    あと、学校に対してはどうしても同情できません。
    「受験する生徒たちのことを考えると、
    わかっていても必修科目を削らざるをえなかった」
    というような言い訳をしておられますが、
    これって要するに
    「あれこれ考えてカリキュラム組むのめんどくせーから、
    受験科目だけやっといた」
    ってことですよね。
    怠慢以外の何ものでもないと思うのですが。
    いっそ、
    「はぁ?世界史?何それ?教える意味あんの?」
    ぐらいの発言を期待したいです。
    「生徒たちのことを考えた」結果が、
    大学生の基礎学力低下なのだとしたら
    お粗末な話だなぁと。

    まぁ実際問題として高校生がこのサイトを見ているとは思えないし、
    書きたいこと書いただけ、の感は否めません。

    あぁ、あと、もっと勉強しときゃよかったなぁ〜という後悔と。

  3. 不思議と月日が経つと思ってしまいますよね、
    あの時もっと勉強しときゃなぁーって。

    まぁ、理想と現実ってトコでしょうかねぇー。
    教育というかこの手の勉強って、
    大人になって初めて『いいものだ』と感じるんですよね。

    見直されるゆとり教育も悪くはないのですが、
    やはり円周率がおよそ3てのは頂けないです。
    あと、週休二日制。
    土曜日の三時間の授業は子供時の自分には特に苦ではなかったです。
    たった三時間で帰れる喜びがありました。

    てことで、諸悪の根源は文部省にあったのではと。
    勉学で子供をしばりすぎなら、受験戦争なくすとか、
    夏休みの宿題を少しだけでもカットすりゃ十分かと。
    まぁ、いくら文部省が頑張ったところで、
    結局の所、子供の親がそれに賛同しなければ全くの無意味。

    …等と、エラそーに言ってみる私でした☆

    ↓の黒船、ハリンさんいじり倒しているのではないかと推測です。
    インテルいいですか?はいっちゃっていいですか?
    買い替える予定は全くもってありませんが、
    やはり新しいモノは気になります。いいなぁ。いいなぁ。

  4. あー確かに。
    土曜登校苦ではなかったですよね。
    逆に妙な解放感がありましたね。
    小学生のころは。

    黒船は全然いじってません。
    前のマシンが、
    iBook G3 500Mhzだったので、
    何もかもが速いみたいです。
    私も俄にほしくなってきましたよニューマシン。
    そんなに不便でもないんですけどね、私の使い方だと、G3でも。
    インテルになったら一気に3世代ぐらいアップするのか。
    今までの遍歴をみてみるに、
    G2(Performa)→G3(iMac)→G3(iBook)と、
    CPU的にはゆるやかな変化だったので(とはいえG2→G3は劇的だったか)、
    次の買い替えはすごいことになるかも知れません。

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